【おひぐの日本酒紀行Vol.17】神奈川の地酒と小田原おでんをマリアージュする

【おひぐの日本酒紀行Vol.17】神奈川の地酒と小田原おでんをマリアージュする 日本酒巡り

こんにちは、おひぐ(@ohigur)です。

毎月15日に酒小町noteに寄稿していたおひぐの日本酒紀行』。
現在は当ブログに掲載場所を移行し、不定期で15日に更新しています。

今月もおひぐが出会った美味しいお酒と食べものを、旅を絡めてお届けしますよ〜。

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今月の日本酒紀行は神奈川県です。
酒所としての神奈川県はあまり目立ちませんが、地酒ももちろんあります!

今回は主に神奈川県小田原市で見つけた、ご当地グルメの小田原おでんを食べながら神奈川の日本酒を飲み比べられるお店を紹介します。

※2022年7月に訪れたときの情報です。

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神奈川県の日本酒

2022年11月現在、神奈川県で日本酒を醸造する蔵数は14蔵です。
創業1751年の清水酒造など歴史の長い酒蔵もある一方で、愛知の酒蔵が移転し小田原市にある株式会社RiceWineとタッグを組んで2021年にRiceWine/森山酒造を始めるなど、新しい風も吹いています。

神奈川県のHPに地酒の紹介があるので、気になる方はぜひ見てみてください。
神奈川の地酒 – 神奈川県ホームページ

日本酒初心者でも飲みやすい!甘口の日本酒3種飲み比べ

後述する小田原おでん屋「小田原おでん本陣」で頼んだ飲み比べセットです。

「小田原おでん本陣」で飲んだ神奈川の日本酒:発泡性純米酒スウィート・ハート/井上酒造、純米無濾過生原酒なまなま/黄金井酒造、夏ヤゴMOMO13純米酒生酛仕込み/泉橋酒造

左から、
①夏ヤゴMOMO13純米酒生酛仕込み/泉橋酒造
②純米無濾過生原酒なまなま/黄金井酒造
③発泡性純米酒スウィート・ハート/井上酒造
の3種類です。

①の泉橋酒造の夏ヤゴは、夏季限定商品のほのかな発酵を感じる酸味と旨味が特徴的。
②の黄金井酒造のなまなまは、原酒の力強い濃厚さを感じながらすっきりと飲める日本酒です。
③しっかり甘さを感じる口当たりに日本酒にしては低めのアルコール度数5%、軽やかな発泡性で日本酒に苦手意識を感じる方でも飲みやすそう!デザートのような味わい。

7月に飲んだのもあって夏っぽいラインナップです。

巌乃泉/清水酒造

神奈川県一の老舗、相模原市の清水酒造から出ている「巌乃泉(いわおのいずみ)」。
清水酒造の中でも代表銘柄のこちらは、八代目当主の清水巖氏から名付けられています。

辛口でスッキリと軽く飲めます。
食中酒としても◎

小田原おでん

小田原おでんは、2003年に小田原市が町おこしのために始めたご当地グルメです。

もともと小田原は蒲鉾が名物でしたが、年々消費量が減っていました。
そこで小田原の蒲鉾店13社が各一品ずつおでん種を提供し、小田原おでんとして売り出したのです。

小田原おでんはお店に行けば年中食べられるので冬はもちろん、夏に涼しい店内でおでんを食べるのもまた一興ですよ。

小田原の名産品である梅を使った「梅みそ」をつけて食べてみてくださいね!

小田原おでん本陣

小田原駅東口を出て左手に向かうと現れる、「駅前東通り商店街(HIGASIDORI)」。
飲み屋で賑わうこの商店街の中に、小田原おでんをベースにした創作おでんを提供する「小田原おでん本陣」はあります。

「小田原おでん本陣」外観

かつおだしが染みている大根やじゃがいも、ロールキャベツなど定番のおでんの具だけでなく、小田原おでんらしい「しらすしんじょ」や「紅生姜天」などの練り物も豊富です。

「小田原おでん本陣」大根と薬味の梅味噌、柚子胡椒、カラシ

シンプルに大根です。
薬味の梅味噌、柚子胡椒、からしでいただきます。

「小田原おでん本陣」枝豆しんじょ

こちらは枝豆しんじょ。
数点盛りもできますが、単品で頼むとおでんに合わせた盛り付けをしてもらえます。

「小田原おでん本陣」トマトチーズおでん

他にも「トマトチーズおでん(上の写真)」や「玉ねぎのおでん」など変わり種の創作おでんが楽しめますよ。

おでんも美味しいですが、特筆すべきは提供している日本酒の量
なんと神奈川県で生産されている13蔵の日本酒が飲めるのです!!!
(2022年7月末時点の情報です)

「小田原おでん本陣」壁のオススメ日本酒ランキング

店内にもお客さんがおすすめのお酒にシールを貼っていく「あなたのオススメランキング」が貼られているなど、日本酒好きにはたまらないお店でした。

 店舗情報

店舗情報・店名: 『小田原おでん本陣』
・最寄駅:JR・小田急線「小田原駅」
・営業時間:11:00~22:30
・定休日:記載なし
・SNS:Instagram 、Twitter
・連絡先:080-9048-6737
・住所:神奈川県小田原市栄町2丁目3−4

観光は、小田原から箱根へ

小田原駅から箱根方面へバスや電車(箱根登山鉄道)が出ています。

バスを使った箱根観光にピッタリなのが「箱根旅助け」。
伊豆箱根バスの指定区間乗り放題とケーブルカーや遊覧船、箱根水族館の入館料など込みで、3000円で2日間使えます。

小田原駅東口の伊豆箱根バスの切符売り場で購入できました。

観光の面では箱根温泉の泉源地である大涌谷で名物の黒たまごを食べたり、

箱根ガラスの森美術館でヴェネチアングラスの綺麗さに癒されたり、

星の王子さまミュージアムで物語の世界に入ったり、

もちろん、箱根なので温泉にも入ったり!

1泊2日では全然時間が足りませんでした!

神奈川の日本酒とおでんで心を温めて

最近は寒くなってきたので、おでんもより美味しい季節になりました。

箱根方面に行くときは小田原にも寄ってみて、おでんと日本酒を堪能してくださいね。

おひぐの日本酒紀行の過去記事Vol.1〜16は下記のリンクから飛べるので、よかったら読んでみてください。

おひぐの日本酒紀行Vol.1〜10山口/宮城/奈良/長崎/東京/岡山/石川/富山/高知/島根)、Vol.11〜15(大分/福岡/宮崎/京都/徳島/長野

ではでは。

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