こんにちは、おひぐ(@ohigur)です。
毎月15日に酒小町noteに寄稿していた『おひぐの日本酒紀行』。
現在は当HP旅食堂。に掲載場所を移行し、不定期で毎月15日に更新しています。
(記事リンクは本文最後に載せてます!)
今月もおひぐが出会った美味しいお酒と食べものを、旅を絡めてお届けしますよ〜。
♦︎
今年の6月に長野県に行ってきたので、今月は長野県の日本酒に注目してみました!
(写真は長野駅で食べた「いろは堂」のおやき)
長野県の日本酒
長野は、飛騨山脈や木曽山脈、赤石山脈など合わせて日本アルプスと呼ばれる山々から雪溶け水が流れてきて、湧水になります。
そんな山の恵みを受けた湧水からは美味しい日本酒が作られること間違いなし!ということで、長野の日本酒を飲んでみましたよ。
桝一市村酒造場(ますいちいちむらしゅぞうじょう)
桝一市村酒造場は、葛飾北斎と栗の名所である小布施町で1755年に創業した酒蔵です。
北斎をも招きもてなした桝一市村酒造場は、大正時代には栗菓子を販売する「小布施堂」の前身の栗菓子屋も設立しています。
桝一市村酒造場のお酒は販売を制限していて、一般小売では売っていないそうです!
なので購入できるのは本店の店頭かオンラインストアのみ!
また、桝一市村酒造場には有料試飲ができる手盃台(てっぱだい)のカウンターがあります。
手盃とは、この地方の方言で「計り売りで直飲すること」の意味です。
角打ちのことですね。
1杯60ml、170〜320円ほどの価格でサクッといただけます。(2022年6月当時のメニューです)
松前漬けやひたし豆など、お酒と合わせて美味しいおつまみも頼むことができるのが嬉しいですね。
私は今回飲んではいませんが『白金(はっきん) 』が一番の辛口だそうなので、辛口めが好きな方はぜひ飲んでみてくださいね。
鴻山(こうざん)純米大吟醸生酒 辛口
生酒っぽい酸味が先行して、後味に辛口がふわっときます。
州 もち米純米酒 甘口
ほんのり甘口でお酒臭さが少ない。口に含んでいると鼻にアルコールがふんわり上がってくる感じ。
甘酒を合わせても相性が良かったです。
(写真は鴻山添付の右側)
応龍 純米大吟醸生酒・高精白 やや辛口
高精白と呼ばれる精米歩合20%のお酒です。
すっきりしていて、鴻山より甘めでした。後味の辛さは鴻山より際立ちました。
店舗情報
住所:長野県上高井郡小布施町小布施807
HP:https://www.masuichi.com/
西之門 よしのや
『西之門 よしのや』は、長野のシンボル・善光寺の近くにある酒蔵です。
味噌の醸造から始まった380年ほどの歴史がある蔵で、2代目が日本酒の醸造を始めたそうです。
ここの酒蔵の特徴は、とにかく試飲・試食!
台の上にたくさんの日本酒や甘酒、味噌が並んでいて次々と試飲させてもらえます。
日本酒は購入しなかったのですが、後味の米の旨味を感じるものが多かった印象です。
試食したしょうゆこうじがとても美味しかったので購入しました。
胡瓜や冷奴に乗せるだけで簡単なおつまみになります。
むしろ、しょうゆこうじだけでも日本酒が飲めそうです!
酒蔵見学も要予約で行っているので、気になる方は問い合わせてみてくださいね!
店舗情報
住所:長野県長野市 西之門町941
HP:http://www.nishinomon-yoshinoya.com/
善光寺
長野市のシンボルであり「牛に引かれて善光寺参り」の伝説で有名な善光寺。
本尊は日本で一番古い仏だと言われていて、開帳(拝観できる状態になること)されたことがない秘仏です。
数え年で7年に1度、「善光寺御開帳」が行われ、本尊の前に置かれている本尊と同じ形の「前立本尊」が開帳されます。
仏像の指に巻かれた金の糸が5色の糸に変わり、途中で白糸になって回向柱まで続いています。
伸びた糸で前立本尊と繋がっている回向柱に触れると、前立本尊に触れることと同じ御利益があるとされています。
善光寺御開帳は今年2022年の4月3日〜6月29日まで行われていました。
本来ならば4月〜5月に開催で、なおかつ去年行われる予定だったのですが、コロナの影響で今年にずれ込んで期間も長くなったようです。
重要文化財の山門(三門)に登ったり、この時期限定の御朱印をいただいたりしました。
アクセス
住所:長野県長野市長野元善町491
HP:https://www.zenkoji.jp/
長野の日本酒で善光寺までひかれてみて
次の善光寺御開帳は、今年(2022)の数え年7年後で2028年か、本来なら去年行われるべきだったので数える年を戻して数え年7年後の2027年にするかで協議が行われるようです。
長野の日本酒酒蔵で今回紹介できたのはたったの2蔵ですが、長野には80もの酒蔵があります。
次回の開催日が決まったらぜひ善光寺に参って、長野の日本酒も飲んでみてください!
ではでは。
関連記事:
過去のVol.1〜15は下記のリンクから飛べるので、よかったら読んでみてください。
おひぐの日本酒紀行Vol.1〜10(山口/宮城/奈良/長崎/東京/岡山/石川/富山/高知/島根)、Vol.11〜15(大分/福岡/宮崎/京都/徳島)
コメント