こんにちは、おひぐ(@ohigur)です。
毎月15日に酒小町noteに寄稿していた『おひぐの日本酒紀行』。
現在は当HP旅食堂。に掲載場所を移行し、不定期で毎月15日に更新しています。
今月もおひぐが出会った美味しいお酒と食べものを、旅を絡めてお届けします。
過去のVol.1〜14は下記のリンクから飛べるので、よかったら読んでみてください!
おひぐの日本酒紀行Vol.1〜10(山口/宮城/奈良/長崎/東京/岡山/石川/富山/高知/島根)、Vol.11(大分)、Vol.12(福岡)、Vol.13(宮崎)、Vol.14(京都)
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今回の舞台は徳島県。
徳島県には400年続く日本の伝統芸能「阿波踊り」や世界中の名画のレプリカが飾られる「大塚国際美術館」、日本三大奇橋の「かずら橋」、日本百名山の「剣山」など、ユニークな観光名所・名物があります。
今月はそんな徳島県の日本酒と美味しいもの、旅景色をご紹介していきますよ〜!
徳島の日本酒
自然が多い徳島県では、豊富な山脈から流れ出た水が一級河川の「吉野川」や美味しい日本酒を造り出します。
土地柄によって味の分布も偏りがちな日本酒ですが、山・川・海の幸が豊富な徳島では、その食材に合わせるがごとく増えた甘〜辛、淡麗〜濃醇の多様な種類のお酒が特徴的です。
徳島県産酒米と徳島県内採取の水を100%使って徳島県内で作られたお酒には「阿波十割」の証が付けられています。
徳島県の清酒製造業の事業者数(国税庁令和3年調査分)は14蔵。
その中で「本家松浦酒造」、「日新酒類株式会社」、「三芳菊酒造株式会社」の3つのお酒を紹介します。
本家松浦酒造
鳴門市にある「本家松浦酒造」は、1804年に創業した徳島最古の酒蔵です。
酒蔵見学をに参加して蔵元さんから聞いた話、ご先祖は元々、長崎県松浦あたりの海賊だったそう!
海賊の先代が徳島に流れてきて米を売る商いを行なったのがきっかけで酒造りが始まったそうです。
ワインの世界大会(IWC)のSAKE部門で最高金賞を獲るなど、世界的に実力のある酒造です。
本家松浦酒造場 ナルトタイの店へ。
創業200年以上の酒蔵で、精米蔵が登録有形文化財、コテ絵の鯛(2枚目)など節々に歴史を感じた!ワインの世界大会(IWC)のSAKE部門で最高金賞と、世界でもトップクラス。
鳴門酒蔵街道計画も今後出てくるそう!
試飲は解説付きでありがたい🙌🏻
(蔵見学は要事前予約) pic.twitter.com/GRpfz26nTh— おひぐ (@ohigur) April 6, 2022
試飲付きの酒蔵見学は1週間前から予約が必須です。
試飲でいただいたすだちリキュール(生すだち酒の素)もとても美味しくてお土産に買ってしまいました。
「本家松浦酒造場 ナルトタイの店」の名の通り、酒蔵に販売店舗も兼ねています。
「鳴門鯛 純米吟醸 うすにごり生酒 凛 720ml」
酒蔵見学をしたときに買ったお酒は「鳴門鯛 純米吟醸 うすにごり生酒 凛 720ml」。
徳島県ではナルトタイの店舗でしか買えない商品です!
ネット販売だと公式サイトでも購入ができます。
瓶内に浮いているものはオリ(細かい米や酵母などの固形物)。
これがにごり酒の正体ですね。
甘さと酸味がしっかりしていますが、生酒特有の微炭酸で重さを感じない味わいです。
公式HPを見て、苺とクリームチーズ、ナッツを合わせてみました。
他にも、公式ではオマール海老と鳴門鯛のムースを合わせていたので、真鯛のポワレを作って、オマール海老のスープ(セブンイレブン)をかけたものにアレンジし、合わせてみても美味しかったです!
「鳴門鯛 純米吟醸 うすにごり生酒 凛 720ml」のペアリング例のある販売ページはこちら
日新酒類株式会社
徳島県板野郡上板町にある「日新酒類株式会社」。
四国唯一の酒類総合メーカーで、日本酒以外にも多種多様なお酒を造っています。
工場の敷地内で販売も行なっているので購入も可能です。
徳島の日新酒類株式会社(@sudachichu)に行ってきたよ〜!
日本酒から焼酎、ジンまで手広く扱っている酒造。
阿波晩茶とすだち、柚子、山田錦を使った「AWA GIN」と1合瓶の日本酒3つを購入したよ!アポ無しでいきなり押しかけたにも関わらず、販売してくださってありがとうございました🙇🏻♂️ pic.twitter.com/vPwkEvmdzh
— おひぐ (@ohigur) April 6, 2022
日新酒類株式会社で買ったお酒
買ったのは「純米 己道(こどう)」、「純米吟醸 阿波天水」、「特別本醸造 我流」の3銘柄。
180mlから買えるのが嬉しいですね。
・「純米 己道(こどう)」:
精米後の白米の割合を表す精米歩合が80%。
とても荒々しい米の味わいの純米酒でした。
・「純米吟醸 阿波天水」:
精米歩合は55%とだいぶ削っています。
辛口ながらもフルーティさを含んでいます。
飲み込んだ後にほんのり口の中に味わいが残る感じです。
・「特別本醸造 我流」:
かなり淡麗でスッキリとしています。
キレッキレです。
三芳菊酒造株式会社
「三芳菊酒造株式会社」は徳島県三好市にある創業明治22年の酒造です。
少し前にクラファンをしていて、クラファンページに酒蔵の詳細が書いているのでぜひ読んでみてください。
三芳菊酒造のクラファンページ
『阿波地酒 太郎酒店』で『三芳菊酒造』のお酒を飲む
JR徳島駅から徒歩10分ほどの『阿波地酒 太郎酒店』は、日本酒の飲み比べができる居酒屋&酒店です。
初手なので「三芳菊スタートセット」を頼みました。
『三芳菊酒造』の無濾過生原酒の、精米歩合と酒米を変えた3種類が飲み比べができます。
『三芳菊酒造』の蔵開き新酒「冬の白ぶどう」も飲みました。
ワインのようなぶどう感とジューシーさを感じられる日本酒です!
『阿波地酒 太郎酒店』の店舗情報
徳島の旅景色
徳島旅行では「かずら橋」と「大塚国際美術館」に行ってきました。
かずら橋
日本三大奇橋の一つでもある「かずら橋」は、三好市の祖谷渓にある観光スポットです。
徳島県の『かずら橋』に連れてってもらったよ〜!
かずら橋は「しらくちかずら(蔦)」を使って作られた橋で、橋床の間隔が広く歩くたびにギシギシ揺れていた…!スリル満点😖
水が透き通っていて冷たくて、とても気持ち良い場所だった〜! pic.twitter.com/LOC2g97FKX
— おひぐ (@ohigur) April 12, 2022
自然豊かな場所で、川も色が綺麗で癒されますよ〜!
大塚国際美術館
大塚グループが創立75周年記念事業で徳島県鳴門市に設立した国内最大級の常設展示を誇る美術館です。
徳島『大塚国際美術館』
米津さんが紅白出て有名になったところ。大学の卒業旅行(四国)のときに行きそびれたから行けてよかった〜!
レプリカだとしても、量と数と大きさで壮観だった!全体で1000枚超えの展示…!
テーマ展示もあるから来るたびに新しい絵に出会えるのはいいなぁと思った pic.twitter.com/2IhkUzOIAl
— おひぐ (@ohigur) April 12, 2022
全部しっかり見るには半日以上かかるくらい広かったです…!
多種多様な徳島のお酒を楽しむ
徳島にはこの記事に紹介できないくらいたくさんの美味しい日本酒がありました。
ぜひ徳島のお酒を飲んでみてくださいね!
ではでは。
関連記事:
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