こんにちは、おひぐ(@ohigur)です。
ついに今日2020年2月12日、去年の4月に新卒で入社した会社を退職しました。
9ヶ月半も満たない会社員の生活、本当に終わったんだなぁとしみじみ。
というわけで(?)自分の短い社会人生活を振り返るのも兼ねての退職エントリ、キメます。
以下、私がいかに社会に不適合かっていう殴り書きでしかないので、途中気分悪くなったらこのページを出て、おひぐるめのページでも見に行ってください。
美味しいものの情報が載っています。
タグ:おひぐるめ
本題。なんで辞めたの?
特定のこれ!っていう決定打があったわけではないけど、1日の1/3以上を費やしてる仕事があまり得意な職種ではなく、仕事で価値を創って貢献することができなかったのが大きな原因だった。
私の仕事は、就活で唯一筆記が通って内定をもらった、小さな会社のシステムエンジニア。
(2年目まではプログラマで、実際にSEするのは3年目からだったから、実際はプログラマしてた。)
入社の決め手は2つ。
1. この会社なら働きながら技術を学べそうと思った。技術があればPC1つでどこでも生きていけるかなって。
2. 彼氏が東京に住んでて遠距離だったから上京すれば近くなるいう邪な考え。(ちなみにその彼氏とは入社の5ヶ月前に別れた。)
と、プログラミングに興味があった訳でも、技術で何かを創りたい!誰かの役に立ちたい!とも思った訳でもない。
研修で仲良くなった人の中には「ITで〇〇に貢献したい」とプログラミングを学んで、実際に身につけていく人がたくさんいた。
本当にちゃんとやりたいこと(目的)を見据えてプログラミングという手段で叶えていく、そういう人が技術も伸ばして世界に価値を作り出すんだろうなって、本当に尊敬している。
私はそんな考えは全くなくて、ただ自分の利益しか考えていなかった浅はかな新卒だった。
実際に入社後に研修を受けてみるも、プログラミング、どこで何が起きてるのかさっっぱり分からない。
私は基本雑な気性の人だから、スペースの有無でエラー出るのとかがほんと意味がわからなくてイライラ。
もともと2年持てばいい方かな、と思っていたけれど、漠然と5月くらいには早いうちに辞めた方が良さそうだと思った。けどまだ1ヶ月ちょいだし、もう少し様子見よう、慣れたら少しはできるようになって楽しくなるかもって耐えた。結局慣れなくて辛いだけだったけど。
あと、朝苦手だからギリギリに起きて、通勤ラッシュの満員電車で押しつぶされて、職場のデスクでご飯食べて、仕事はよく分かんなくて進まないから自己効力感削られて、夜も何時に終わるかわからなくて、帰って自分の時間全然取れないじゃん!
土日?平日の体力回復のためにほとんど寝てるか、キツいけどちょっと遊びに行くか。けど休んでないから次の週は地獄だし。
これを何年も続けるの?って考えたときに、私の人生って一体何なんだ…と病んでしまった。
一応、業務をこなすうちに、あ、これ前にも出てきたことあるぞ、とか
ここ注意されたから気をつけよう、とか
少しずつでもゆっくりでも積み上げていけば、成長することはできた。
けど、成果を出すには、そんな悠長なことは言ってられなくて。
だって仕事をしにきてるんだから。
サクサク成果を出して価値を作らなきゃダメなんだ。
成長に重点を置くのもやりがいを求めるのも個人の自由だけど、仕事では価値が出せないとただの給料泥棒だなって痛感した。
私にとって、プログラミングは調べても何度使ってみてもよくわからないし、プライベートの時間を割けるほどまでの興味はない。そんなだから価値も出せない。
でも給料もらってるから、ちゃんと成果は出さないと。そのためには興味を持って調べないと。できるようにならないと。けどプライベートこれ以上削りたくない。
そんな無限ループの中で、こころが消耗して、疲れちゃった。
行き詰まって周りに質問しようにも、まず分からないところがどのような動きをしているのかを言語化して説明しなければいけない。
自分がよく分かってないものを、人に説明するのってかなり労力使うんだね。
説明を試みても、自分が分かってないから伝わらない。伝えられない。
何度も「(言ってることの)意味がわかりません」って言われて。(相手に悪気はない。私の言っていることが要領得てないだけ)。
言葉でも文字でも、どう表現すれば今の状況を伝えられるの?ってプログラミング以外のところでも辛かった。文章書くの向いてない説。
そんなこころの疲れと、書くことが好きだった文章を書いても伝わらないフラストレーションとストレスで、私が文章書いても伝わらないんじゃないか、また意味分からないって言われるんじゃないかって。
プライベートでも文章を書けなくなった。書くことが怖くなってしまった。
このままじゃ精神的にも肉体的にもヤバいと思ったから10月にはめちゃくちゃ辞めたくて仕方なかった。
けど、恥ずかしながら会社に借金してたからすぐには辞めれない。
とにかくどんな手段を使ってでも貯めて辞めると決意して、12月にようやく返せる目処が立った。
そこでやっと辞める宣言して、会社の都合で1月いっぱいまでの出勤、残りは有給消化。
出勤最終日はどんな感じだったか
配属先
配属先の最終出勤日の1/31は、結構ギリギリまで割り振ってもらった仕事やってた。欲しい動作がちゃんと動いたのが最終日の午前中だったからね。
そこから退館に必要な処理を諸々開始した。
そういえば引継ぎもうまくできなかったな。
定時の1時間前に「私の担当でやってた……っけ?……あ、なんか数ヶ月前に項目名は見たことある、ような……。けど全然内容思い出せん……」みたいな、記憶の隅っこに薄ぼんやりホコリ被ってたような業務の存在が引き継ぎ内容から漏れているとのご指摘受けて、慌てて項目に追加した。
でも、そもそも内容全く覚えてないし進捗もほぼ0だから、どこをどうしてみたいな引継ぎの概要を全然作成できなかった。
フォルダ名やファイル名、ローカルに保存する用に自分が分かりやすい名前でつけてたりしたのを、そのまま共有フォルダにぶっ込んでしまった。
使ってたPCの初期化も、消しちゃダメなものボコボコ消してしまって……ほんとインターネット下手くそ選手権、圧倒的大優勝。
ぐだぐだ言ってるけど、一言で言ったらただのヤベー奴。
私って常識ないんだな、そりゃ社会に適合できないわって思ったよね。
でもね、帰りの電車で、やっと終わったんだ、もう辛い思いをしながらパソコンと睨めっこしなくていいのか、と自然と口元が緩んだ。
Twitterに呟く内容も、最終出勤日の朝には「明るくなったね」って言われるくらいには回復した。
よかった。
本社での退職手続き
そして今日が本社での手続きで、保険証返したり、PCの初期化したり。3時間もかからずにあっさり終わった。
配属先での最終出勤日から10日以上経ってるから、本社からの帰り道も特に余韻に浸るでもなく、本当にあっさり。「退職のための作業、終わった。よし、帰るか。」って感じ。
最後がいい天気でよかった。帰り道につい写真を撮ってしまったよね。
こっちにきてからだいぶ経ったから最近は慣れたけど、やっぱり都会の空は狭い気がした。
在籍してよかったと思ったこと
私がいかにシステムエンジニアとか会社員に向いてなかったかって話をだらだらしてきたけど、会社に入ってよかったなと思ったことも勿論ある。
同世代の友人など会社を超えた繋がりができた
私の会社は入社後の研修が他社(10社ほど)との合同だったので、そこで会社外の人と繋がりを作ることができた。
歳も近い新卒〜第二新卒の人が多かったし、毎日9時間以上一緒にいたら仲良くもなるよね。
私は地方からいきなり東京に出てきたばかりで土日に気軽に遊べる友達も少なかったから、こういう繋がりは本当にありがたいし、仲良くしてもらえて純粋に嬉しかった。
中には目指す将来の形が似ている人もちらほらいて、しかもみんないろんな方面で活躍している人が多いから、私ももっと頑張ろうととても励みになっている。
研修が終わって、半年以上経った今も近状報告がてら遊んだり飲みに行ったりと、楽しい関係が築けていて、とても嬉しい。
技術で人に貢献することの嬉しさを知った
業務で全然成果は出せなかったけど、唯一できたことがあって。
本当に小さなことだけど、
・夜間に動かすテスト用のバッチを作成
・数千万行のinsert文を作成するシェルを作成
この2つを作るのに何日も費やすなどめちゃくちゃ時間かかったけど(普通は数分でできる)、ちゃんと動いて、しかも他の人の作業を助けることができたと知った時の喜びと言ったら!
最後の最期にちゃんと動くものを、作ることができたよ https://t.co/q9GE0vitKG
— おひぐ@旅喰人🥢 1/18サーヤ (@ohigur) January 31, 2020
きっとこんな体験を積み重ねていくことが、もっといいものを生み出していく原動力になるんだろうなと、退職を決めてから気づいた。
で、やっぱり自分が作ったもので人の役に立てる=価値になるのって嬉しいなって気づいたから、もっと自分の得意なことで価値を創っていけたらなって。そこに向けて動きたいと思った。
これからどうするの?
ニートになっちゃったのでね、これからはとりあえずずっと出来てなくてやりたかったことをリストアップして、少しずつ消化していくかな。
ちょっと前に「おひぐのやりたいことって何?」って聞かれたときに、即答できなかった。
旅がしたいかな〜ってその場では答えたんだけど、それは今でもしてるし、旅をしたいっていうのはその延長にもっと核心の何かがあるはずだと思っている。だって私の中で旅は目的というより手段の方がしっくりくるから。あ、でも旅は続けたい。
それからずっと私が本当にやりたいことって何だろう?って日々考えて、まだ模索中ではあるんだけど、今は
・中医学を学びたい
・ちゃんとカメラ・写真を勉強したい
・中国語をもう一度やり直して意思疎通が取れるようにしたい
・ずっと気になってた本を読みたい
・気になってるアニメみたり、漫画読みたい
…そんなところかな。
時間の制約がなくなった今、時間を言い訳にせずにじっくり取り組めるし、縛るものがないからダラけるのも自由になってしまった。
人生の夏休み、再来。
仕事とか収入の面では、フリーターみたいな感じになるつもり。
就活は一旦しない。
職種によっては私に合ってるものもあるだろうけど、今はとにかく決められた時間に規定の場所で作業をしたくない。向いてない。縛られたくない。
確かにお金は必要だけど、会社員以外でもお金を得る方法はあると思う。
だから、今は会社との縛りから少し離れて休みたい。
その間の収入源は単発でのアルバイトと、ブログ収入、webライターかな。
自分が価値を作れそうなところで、ぼちぼち生きるためのお金をもらう。
台湾フェスの通訳スタッフ受かった☺️🌸
3/5〜9で大阪行きます!!やっぴー🥳🥳 https://t.co/2QTHzSUtRM— おひぐ@旅喰人🥢 1/18サーヤ (@ohigur) February 5, 2020
ありがたいことに、3月の前半に大阪でのPinkoiの台湾フェスで通訳サポーターをやらせていただけることになったので、全力で楽しんで通訳頑張る!
そのためにも中国語を日常に取り込まないと。加油我〜
最後の給料が3月末に入ってそのタイミングで離職票が出るから、失業手当の申請にいけるのはそれから。
失業手当は本来1年以上働いていないともらえないものだけど、私は6ヶ月以上働いていたのと、精神科で診断書を出してもらったので、特定理由受給者として失業手当をもらえるかもしれない。
とりあえず3月末にハローワーク行ってみてそこからどうするか考えようと思う。
今のところは、そんな感じ。
めちゃくちゃ長文になっちゃったけど、読んでくださってありがとうございました!
ではでは。
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